お返しが必要な場合、不要な場合について
◆お返しが必要なのは、すべての喜びごとで、相手から祝ってもらった場合になります。
結婚、誕生、長寿のお祝い等の人生の節目節目のお祝いごとのすべてと、開店、開業、新築や栄転、昇進等の職業関係のお祝いごと、そして発表会や叙勲等の個人的な栄誉などです。
これらについて祝ってもらったり、喜びを表現された時には、その好意に対して必ず報いるようにしなくてはなりません。
慶弔にも関係者から金品が寄せられますが、この場合は半額程度のものを返すという礼儀が定着しています。
◆お返しが必要なのは、災害を受けて、それに対して見舞の名目で金品を贈られた場合です。
地震、台風、風水害、火事、盗難等、すべて金品によるお返しは不要です。
学校へ行っている子供が受けた、入学、進学、就職等のお祝いについても、金品によるお返しは必要ありません。
これは、祝われた本人たちに収入がないからですが、赤ちゃんや幼児のお祝いについては、両親がお返しするのが普通です。
金品でのお返しが不要といっても、手紙や電話等でタイミング良く感謝の心を伝えるようにしましょう。
お返しのタブー
◆商品券や現金によるお返しは避けた方が良いでしょう。
ただし、お返しではなく、贈る場合は商品券や現金でも差し支えはありません。
◆新築、上棟式等のお祝い返しには、赤い色のように、火を連想させるものは避けましょう。
内祝のマナー
◆内祝の本来の意味は、家庭内等でごく内々でするお祝いのことです。
身内だけの喜びごとを知人や友人等外部の人にも披露して、あやかって頂こうとういう訳です。
そこで内祝という言葉を用いるようになりました。
つまり、内祝はお祝いを頂いたことへのお返しではありません。
したがって、お祝いを貰う、貰わないに関係なく贈るものと言えます。
内祝は、結婚、出産、七五三、賀寿、受賞、新築、全快など、大きな喜びごとの時に贈るもので、入学、進学、卒業、就職、栄転のような場合には使わないのが一般的です。
●お悔やみ事のマナー | |||||||||||||||||||||||||||||
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●お祝い事のマナー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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